石巻市震災遺構門脇小学校
海から800mの場所にある門脇小学校。
最初に見たときに屋上まで津波が来たのか!と思ったのですが、
津波の高さは1.8m。
津波で流されてきた車やがれきなどで、引火して、火災が起こり校舎は炎に包まれたそうです。
展示館には被災車両があり津波の力だったと感じられました。
外に出ると本校舎を見学できます。
津波の高さを目の当たりにし、3階へ行くと焼けた机やいすなどがそのまま残されています。
校舎を過ぎると体験者が言葉や絵などで表現された作品がたくさん飾られています。
目頭があつくなりました。
被災した学校に残された防火扉や下駄箱、黒板の展示を見て防火扉の威力と被災された皆さんがどんな思いで避難したのかを知ることができました。
どうやって裏山の日和山に全員避難できたのか。
その話を聞きながら避難した実際の場所を見て考えることができました。
そして、プロジェクションマッピングで地震発生までの昔からある大地の記録を学ぶことできました。
最後に仮設住宅の展示もあり、家電6点セットが支給されることや、前の仮設住宅のと距離なども再現されていて、イメージすることができました。
この場所では解説ガイドさんに教えてもらいながら見学させていただきました。
荒浜小学校とはまた違う視点で学校を見ることができたということと、
写真や文字でたくさんの想いや状況を語りかけてくれ頭や心の中がずーっとぐるぐる考えながら1時間を過ごさせていただきました。
津波だけではない「災害」について知ることができる素晴らしい場所を残してくださったことに感謝です。