広報部の重田です。
「ママのやりたいを応援する」ミラクルウィッシュは、
ママとともに子どもたちの「生きる力」を育むための活動も行なっています。
その核となっているのが、2015年より実施している「子ども店長」。
特に兵庫県三田市において「子ども店長プロジェクト」として、
お店の企画から運営までを通してお金の大切さ、
働く楽しさ、そして考える面白さを体感していただくプログラムを
2019年より実施しています。
今回で3回目となった子ども店長プロジェクト。
新たな試みとして「売り上げ金での買い物」体験を実施するなど、
さらに進化したものとなりました。
目次
売り上げはいくらかな?
2021年12月5日(日)2021年子ども店長プロジェクトの最終日。
開始時刻である10時半を前に続々と子どもたちがやってきました。
この日は保護者の方々にも参加をお願いしていたこともあり、
よりリラックスした表情の子どもたち。
すでに店舗運営体験は終え、
この日は売り上げ報告が主とあって、
ワクワクした表情で開始を待っていました。
定刻通りにスタート。
いつもの「お約束」確認を早々に終え、
「売り上げ、気になってるよね!」
と早速売り上げについて報告をはじめました。
各チームの売り上げを発表していくと、子どもたちの表情がさらにニコニコに。
しかし、売り上げを発表するだけでは、
私たちが考える「お金の勉強」にはなりません。
経費として材料費も同時に発表しました。
「売り上げから材料費を引いたらいくらでしょう?」
という質問に一生懸命計算する店長たち。
その額、なんと13,510円!!
「利益」を実感して嬉しそうです。
※売り上げ金額には、「店長たちが企画した縁日での売り上げ」
以外に「イベント当日店長たちが手伝ったゲームの売り上げ」
「これまで3回のプログラムで発生したお小遣い」なども含めました。
今回は利益金額を5チームで分け、チームごとに使い方を考えることに。
話し合いの前に「お金の使い方」についてお話させていただきました。
”つ”・・・つかう
”た”・・・ためる
”ゆ”・・・ゆずる
”ふ”・・・ふやす
”つかう”以外の言葉は、これまで馴染みがなかったかもしれません。
それでも一生懸命聞いてくれていたのは、
実際に自分たちが働いて手にした「お金」があったからだと思います。
とはいえ、「どんな使い方をする?」という話し合いでは「つかいたい!」という意見が主流。
自分たちの頑張りで得たお金で、お買い物に行くことにしました。
それぞれの個性が出たお買い物&自慢タイム
買い物時間は45分。
作戦会議で「どの店に行くか」
「何を誰のために買うか」
それぞれ決めてから、出発しました。
同じビル内にある施設なら、どこで何を買ってもOK。
ただしチームごとで動くこと。
というルールのもと、一斉に動き出します。
立ち上がる前からワクワクした表情をみせる子どもたち。
自分たちの力で手に入れたお金を使う・・・
格別の想いであることがにじみでています。
各チーム、テンションが上がりすぎてバラバラにならないか・・・と心配していましたが、杞憂でした。
店舗運営時と同じく、低学年の子たちの様子を気にしながら動く高学年組。
自然とみんなで支え合う姿にスタッフ一同嬉しく思いました。
支え合う姿は、お買い物中にも。
予算内に収めるべく、みんなで相談し計算しながら買うものを決めて行きます。
「これは2個でこの値段だからいける!」
「20個入っているから5人で分けられるね」
など話しながら買い物を行う姿に子どもたちの成長を感じました。
帰ってきたあとは、買い物した内容を自慢する時間!
お菓子や文房具などなど、各々買ってきたものを披露しました。
おうちの人へのプレゼント、自分の欲しかったもの、
みんなで食べるお菓子・・・。
本当に個性溢れる買い物内容でした。
今日急遽お休みしていたメンバーへのプレゼントを選んだチームもあり、
ここでもみんなの成長と友情を感じて心が温かくなりました。
子どもたちのお買い物中には、保護者の方々との交流タイムを設けました。
「最初は親子とも不安でしたが、温かい雰囲気で楽しく通うことができました」
「違う学校、学年のお友達ととても楽しそうでした」
「家でのお金の使い方が変わりました。
ノートを無駄遣いしないようになりました」
など、貴重なご意見をいただくことができました。
ありがとうございました。
最後の最後まで頭を使う!チーム対抗リレーで考えた「どうしたら勝てるのか」
と、ここで突然始まりましたチーム対抗リレー!
せっかく一緒になれたチームメンバー、
最後の最後まで和やかな雰囲気でいてもらいたいという想いから実施しました。
しかしながら、ただ走るだけでは低学年組に不利。
そこで、2人1組で片足跳びをしながら走るというルールを設定しました。
ここで重要になってくるのが「誰と誰が組むのか」「どんな順番にするのか」ということ。
早速練習を始めるみんな。
表情は真剣です。
優勝したチームには、子ども店長が作ってきてくれた
「ミニマカロン」(食べられません)
をプレゼント!
とてもかわいいマカロンに、残念ながら負けてしまったチームのみんなは羨ましそうな表情を浮かべていました。
もちろん、勝った子たちは大喜び!わざわざ景品を準備してきてくれた店長さん、ありがとうございました。
「またね」でお別れ 来年もまってるよ!
リレーで盛り上がったあとは、
スタッフが準備したサプライズ動画をみんなにプレゼント。
9月から始まったプロジェクトの様子をまとめた動画に、
店長たちやスタッフはもちろん、
保護者の皆様が釘付けになっていました。
動画はこちら
なかには涙ぐむお母さんの姿も。
3ヶ月という短い期間でも、
子どもは大きく成長できると実感していただけたのではないかと思います。
認定証をお渡しし、とうとうお別れの時間がやってきました。
「先生、バイバイ!」「またね!」と笑顔で帰っていく店長たち。
何度も何度も振り返ってバイバイをしてくれる姿も・・・。
楽しんでくれたことが伝わってきて、本当に嬉しかったです。
また来年も参加してくださいね。
この報告書を書いている現在、
すでに来年に向けて動きはじめています。
より多くの店長たちに喜んでもらえるよう、
準備をすすめてまいります。
2022年の「子ども店長プロジェクト」もお楽しみに!
このプロジェクトを協力していただいた
スタッフの皆さんにも感謝です。
ありがとうございます。