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2021年6月3日、ミラクルウィッシュ『あべの親子防災部』と『ほくせつ親子防災部』が一緒に、大阪市の防災拠点倉庫を見学してきました!
ほくせつ親子防災部についてはこちら
目次
自分たちの命を守るためには、自分たちで備えることが必要
今回実施した倉庫見学は、
『あべの親子防災部』『ほくせつ親子防災部』の共同企画でした。
心よくご協力いただきました大阪市様に厚くお礼申しあげます。
皆さんが住んでいる自治体では、防災に備えてどれくらいの備蓄があるかご存知でしょうか?
実は、国や行政が管理している備蓄は1〜3日分といったところが多いです。
今回見学させていただいた大阪市では、その備蓄量については、本市では、南海トラフ巨大地震による被害が市域における最大の被害想定となっており、
大阪府域備蓄方針において、南海トラフ巨大地震の想定避難所避難者数である、
529,787 人に対する 3 日分の備蓄物資を大阪府と共同で備蓄することとする。(「大阪市避難所運営にかかる備蓄計画」(2020年12月改訂版)
https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000515305.html より)
つまり、3日分ほどが備蓄されています。
これは、国の方針として災害発生後3日間は家庭・行政の備蓄で
対応することを想定していることが基盤となっています。
大阪市では、市内550カ所の避難所+8カ所の拠点倉庫に約53万人の1日分の食料などを備蓄しているとのこと。
大人向け物資はもちろん、
赤ちゃん用に粉ミルクやおむつも保管されており
大変ありがたいと感じました。
しかしながら、災害発生時においては圧倒的に数が足りません。
また、
・現在はコロナ禍である
・乳幼児を抱えての避難所生活は困難である
・避難所も水害などの際には100%安全な場所ではない
・アレルギーなどで公的備蓄を安心して食べることができない
など、家庭ごとに様々な事情があります。
食べる量も個人個人で違います。
各家庭の事情に合わせて、行政に頼りすぎるのではなく、
自分たちで「いざというときのために」備えることが必要だと痛感しました。
自分たちで炊き出しをして気づいたことは、
「火をおこすための準備だけではダメ」ということでした
災害時に行われる、炊き出し。
「テレビなどでみたことはあるけれど、実際に自分たちが野外で食事を作ることができるのか?」
そんなママの声を受け、倉庫見学終了後にカレーをつくりました。
調理方法は、ミラクルウィッシュが現在ママたちへ日々紹介している「ポリ袋クッキング」。
出典:テレビ大阪
普段はカセットコンロを使用していますが、
今回は一から行いたいと思い、”火をおこす”ことから始めました。
ただ、メンバーは全員アウトドア経験に乏しいママたちばかり。
火をおこす準備はしていたものの、
鍋を置く場所、
火をおこした後の準備、
素手で作業を行わないための軍手、
様々なものが想定外で四苦八苦でした。
見るに見かねた地域の方の手助けをいただきながら、
なんとか火をおこすことができました。
火をおこしたあとは、材料をいれたポリ袋を30分鍋で煮込むことで、
ご飯・野菜&ツナカレー・ポテトサラダ・鶏ハムを一気に仕上げました。
アレルギーのあるお子さん・医療的ケアが必要なお子さんは特に普段食べ慣れている食事を提供する必要があります。
一から火をおこすことはとても難しいですが、
カセットコンロを備えておくことでポリ袋クッキングを簡単に行うことができます。
普段から準備をしておくことが大切です。
尚、今回アウトドア経験が乏しかった私たちは大きな失敗をしてしまいました。
それは、鍋を置く土台としてコンクリートブロックを使用したということ。
企画終了後に、”コンクリートブロックは高温に耐えられずに爆発することがある”ことを知りました。
今回は何事もなかったですが、はからずも「知識と経験はとても大切」ということを学びました。
私たちもママたちとともに日々情報をアップデートしなければと痛感しました。
赤ちゃん用ミルクを作るのにはお湯がいる。
いざというときのために、液体ミルクの備えもぜひ
今回、赤ちゃんを連れて参加したママがいたので、
明治様よりご提供いただいた液体ミルク を試しに飲んでもらいました。
すると、あっさりと完飲!これにはママもびっくりの様子でした。
粉ミルクは、作るのにお湯が必要です。
また、哺乳瓶の消毒など必要な工程が多く、災害時に苦労したというママの声をたくさん聞いてきました。
液体ミルクは、殺菌した状態で密封されているので飲むときに温める必要はありません。
成分が混ざるように、振って飲ませるだけのお手軽アイテムです。
(寒い時期には、人肌やカイロで温めてから飲ませてあげてください。
大人も、寒い時期に冷たい飲み物は辛いものですからね)
ただ、大阪市では液体ミルクは備蓄がありません。
(災害が起こった時は液体ミルクを物資として提供してもらえるよう協定を結んでいるそうです)
粉ミルクも量としては不十分です。
ママが安心するためにも、赤ちゃんを育てている間は液体ミルクを備えておくことをおすすめします。
「母乳しか飲んでくれないので私が食べないと母乳がでなくなる」
出典:テレビ大阪
まずは体験することが大切。
ママが体験したあとは、お子さんと体験の共有を
今回ご協力いただいた大阪市職員様の言葉
『体験してみるということが、とても大切。
体験してみないことには、わからないから。
今回こうして体験していただいたことが、とても素晴らしいです。
ぜひ、子どもたちにも体験してほしいです』
ママたちが出来るようになれば、お子さんに教えることができます。
家族で体験を共有することで、いざというときに動けるように。
何から始めたらいいか分からない、というときはぜひ私たちまでご連絡ください!
今回お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
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