こんにちは、ミラクルウィッシュ広報部のしげたです
2024年9月15日〜16日、三田市で開催した「避難所体験」に参加してきました。
避難所体験は、昨年に引き続き2回目の開催、いつもお世話になっている”三田市有馬富士共生センター”で行いました。
参加者は、有馬富士共生センター職員の皆様やミラクルウィッシュメンバーの他、地域の皆様、近隣高校生の方など23組42人(ワンコも1匹)。
「防災」というテーマで、こんなにも多くの方に集まっていただいたことがとても嬉しかったです
目次
身近な施設が避難所になった、という想定で訓練
まずは受付から。
避難所では、まず避難者数の把握や避難者の体調を把握するためなどの理由から、受付用紙を記入することが多いです。
割り当てられた場所に移動し、各々で居住スペースをつくります。
また、段ボールベッドもみんなで組み立てました。
子どもたちも率先してお手伝いをしてくれたので、あっという間に2つのベッド・テントが完成
テントがあることにより、パーソナルスペースができるのは、とてもいい気づきになりました。
今回、参加者には「防災リュック」や「寝る際に必要だと思うもの」などの持参をお願いしていました。
実際に避難所で使用し「もっとこんなものがいるかも」と考えることも大切です。
テント、寝袋はもちろん、小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、毛布や遊び道具なども必要かもしれません。
ぜひ皆様も「自分の家族に合う防災グッズは何か」考えてみてくださいね。
その後は、
仮説給水タンクの設営
マンホールトイレの設置
を行いました。
マンホールトイレは、初めてみる!という方がほとんどで、大人も子どもも興味津々
職員の方が作業されるのに見入ってしまっていました。
その後は、夕食の準備
ポリ袋クッキングで「親子丼」を作りました。
災害時に温かいご飯を食べることができるポリ袋クッキングは、多くの方にぜひ実践してもらいたい調理方法です。
作り方については、冊子を作っていますのでぜひこちらをご覧ください。
食事の途中には、東日本大震災で被災したミラクルウィッシュメンバーが体験談をお話しさせていただきました。
身近なメンバーのリアルな経験は、テレビなどから聞こえてくる話よりもさらに「自分の身に起きたとき」を考えながら聞くことができました。
「運営側」目線で防災を考える
最後に、避難所運営ゲーム「HUG」を行いました。
カードを用いて、
・どんな状況の方が避難してきたのか
・食料、毛布などが届いたときどこに保管するか
などを避難所運営側目線で考えていきます。
高齢者、体調不良、ペット連れなど、現実同様様々な事情の方が避難してこられる想定で進んでいきます。
状況判断に正解はなく、各チームごとに異なる割り振り(居住スペースの場所など)になるのがとても興味深かったです
大人たちのゲーム中、子どもたちはドローン体験を行いました。
災害時、ドローンは要救助者の発見など素早い初動実施に役立ちます。
「楽しみながら、少しでも防災について考えてくれたらいいな」そんな気持ちで子どもたちの様子を見ていました
私たちは残念ながら日帰りだったのでレポートはここまで、ですが
持ち込んだテント、寝袋などで宿泊した方たちもいらっしゃいました。
普段からの準備、大切ですね。
高校生にも協力いただきました
今回の体験には、地元高校生にも参加いただきました。
女性や子供がゆっくりできる談話室を準備してもらったり
子供達に向けて
ハザードマップに興味をもってもらえるように
ゲームをしながら話もしていただきました
地域と連携できているなと感じることができました。
ご参加ありがとうございました!
防災は知ることから始まる
2024年夏も台風や地震なとで多くの方が避難所生活を余儀なくされました。
突然の避難所生活、特にお子さんのいる方は「あれが足りない」「あれも持ってきたかった」と感じることが多いのではないでしょうか。
今回の避難所体験に参加された皆さまには、この体験をきっかけに少しでも防災についてより深く考えるきっかけになれば嬉しいです
特にポリ袋クッキングは、普段の生活の中でもお子さんと一緒に作ることができます。
ぜひ皆さまもお試しくださいね